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敵基地攻撃能力を含む安全保障上の抑止力に対する政府の考え方

2022-03-18 参議院 予算委員会

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田島麻衣子

立憲民主・社民

アメリカ合衆国が公の場で通常戦力の抑止力の低下ということを言っている中で、日本は全幅の信頼を置くというお答えでした。次に、この歴代政権、敵基地攻撃能力なんですが、歴代政権が否定してまいりました。安倍総理大臣も当時否定されていますし、菅総理大臣も、昨年のこの予算委員会の場で、白眞勲議員の質問に対して明確に否定されています。なぜ、岸田政権、これ岸田総理は、核抑止、核兵器をゼロにするということをおっしゃるようなハト派の首相であるにもかかわらず、なぜ歴代政権が否定をしてきた敵基地攻撃能力の検討を昨年に入ってこれを開始したのでしょうか。

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岸信夫

防衛大臣

我が国周辺においては相当数の弾道ミサイルが開発、配備されています。さらに、それらが一たび発射されてしまえば、極めて短時間で我が国に到達し、国民の命、財産、甚大な被害を与えるおそれがあります。また、最近では、極超音速滑空兵器とか変則軌道で飛翔するミサイルとか、ミサイルの技術が格段に向上している、スピード、格段のスピードで向上している状況であります。特に北朝鮮は極めて高い頻度で新たな態様でのミサイル発射を繰り返しているところですが、昨今の北朝鮮による核・ミサイル関連技術の著しい発展というものは、我が国だけではなくて、この地域の安全保障にとっても極めて看過できるものではないと考えます。こうした状況を...