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令和4年福島県沖を震源とする地震による東北新幹線の脱線事故等を踏まえ復旧工事の点検等に国土交通省が直接関与する必要性

2022-04-04 参議院 決算委員会

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牧野たかお

自由民主党・国民の声

今の御答弁にあったみたいに、現地の皆さんは東日本大震災で大きな被害を受けた後、ようやく傷が癒えてきたかなというところでまた十年ぶりにこういう大きなまた被害を受けたということで、大変御苦労されていると思います。一刻も早く復旧できるように、復興できるように、大臣の御尽力をお願いをしたいと思います。この地震で、テレビ等で報道されておりましたけれども、東北新幹線やまびこ二二三号が福島―白石蔵王駅間を走行中に脱線をいたしました。その脱線をした状況というか、どういうような経緯で脱線をしたのか、また、この地震による新幹線の被害状況をまず伺いたいと思います。

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奥田薫

国土交通省大臣官房技術審議官

お答えいたします。今回の地震における新幹線の脱線につきましては、JR東日本からは主に次の三点御報告をいただいております。一回目の地震時、これ二十三時三十四分でございますが、そのときに非常ブレーキが動作して、列車は二回目の地震、二十三時三十六分までに停車していたということです。それから、最大脱線幅は六号車で約一千ミリがあったということでございます。それから、脱線は六十軸でありましたけれども、うち五十軸は、逸脱防止ガイドというものがございまして、これがレールに掛かる、引っかかっている状態であったと、この三点でございます。また、被害の状況について申し上げますと、軌道の変位、損傷が約三百か所、高架等の...