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53兆円にも膨れ上がっている臨時財政対策債の縮減に向けて前向きに取り組む必要性

2022-04-11 参議院 決算委員会

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古賀友一郎

自由民主党・国民の声

ありがとうございました。現状の方針からすると、まあそういうふうな御答弁にならざるを得ないと思います。ただ、やはり今目の前に迫ってきている危機というものにやっぱり的確に対処していく必要があると思います。もちろん、そういった財政収支、PBの黒字化、こういったことも一つの指標として重要かと思いますが、例えば私が大変懸念しておりますのは、典型的にはやっぱりこの少子化の問題がございます。昨年の出生数が八十四万人と、六年連続で過去最少を記録して、大変深刻な少子化が進んでいる中で、この我が国の労働力あるいは技術力のその基盤というこの人口、出生、これが大変毀損してきていると、我が国の基盤が毀損してきていると、...

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鈴木俊一

財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

古賀先生から臨時財政対策債についての御質問がございましたが、地方財政不足、あっ、地方の財源不足について仮に国が赤字国債の発行によりましてその全額を賄うこととしますと、歳出拡大や歳入減少による地方財政の悪化について地方は責任を負わず国が全て負うこととなり、地方に比べ著しく悪化している国の財政を更に悪化させるおそれがあることなどから適当ではないと、そのように考えてございます。一方で、御指摘の臨時財政対策債につきましては、現行制度の下でも、令和四年度は税収の増加等を反映をいたしまして発行額や残高を大幅に縮減をしたところでございます。このように、引き続き国と地方が協力をして経済再生と財政健全化を進めて...