宇都隆史
自由民主党・国民の声
大臣、なかなかお答えしづらいところを答弁していただいて申し訳なかったんですけれども、結局これは、この事業を断念してしまうと、米国と契約をしてしまったレーダーをどうすべきなのかというそこに、非常に政治的案件になってしまったというところが本質なんじゃないでしょうか。千七百億円の支払契約をし、もしこれを破棄するということになれば違約金も発生するかもしれないというような話があって、事業は断念しつつも、何とかこのレーダーを使う方向性がないかというのを探した。結局、政治案件を制服組、特に海上自衛隊に押し付けただけの案件だと、私はそういうふうに今でも思っています。実際、それが、コストも安くなり、あるいは使い...
岸信夫
防衛大臣
防衛省としては、現在の我が国 のBMD能力の抜本的な向上、それから海上戦力の有効活用による我が国の対処能力、対処力、抑止力の強化、また多様化、複雑化する経空脅威の対処といった必要性を踏まえてイージス搭載艦の整備を進めていく必要があるというふうに考えていたところでございます。この結論は、内部部局、防衛装備庁、各幕僚監部の関係部局がしっかりと参画する形で、課長レベルから次官、幕僚レベルに至るまで集中的に議論を重ねて、私の下で議論を整理しつつ方針を決定するといったプロセスを経て、全体として、防衛省全体として得た結論であります。現在も同艦の検討状況について逐次報告を受けていますが、我が国の防衛にしっかり...