柴田巧
日本維新の会
今大臣、財務大臣からも、国民に対して丁寧に説明をしていく必要があるという答弁がありましたが、この予備費の決算というか決算審議で大変難しいところがあって、既に当初予算や補正予算に計上済みの経費を予備費で追加した場合に、この執行段階では一体化してしまうわけですね。この予備費に基づく執行額がしたがってなかなか特定できないというそもそもの問題があるわけです。つまり、決算段階で使用した額のうち、幾らがあらかじめ国会で承認された予算からのものなのか、また幾らがこの予備費を用いたものか区別されていないので、この予備費の使われ方を解明する上で大変それを阻む一因になっていると言ってもいいかと思います。この問題へ...
鈴木俊一
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
柴田先生 からは、既定予算と予備費とを区分をした執行管理の在り方について検討すべきではないかという、こういう御指摘をいただいたところでございます。従来の答弁となってしまうわけでございますが、予備費の使用に当たりましては、予算に計上していない新規事業について予算措置する場合を除きまして既定予算の不足を補う場合が多いことから、既存の項や目に予算を追加することとなり、既定予算と一体となって支出されることになります。御指摘のように、予備費のみを区分管理することにつきましては、予算の不足を補うという予備費の性格や各省庁の執行管理が複雑化することによって追加的事務負担が生じ得るなど実務上の課題があり、予算執...