松村祥史
自由民主党・国民の声
最後に二点、物価高騰対策及び食料安全保障における支援策についてお伺いをいたします。今般、石油や天然ガス等の資源価格の高騰、輸入穀物価格の高騰等が国民生活及び各産業に大きな影響を与えております。政府におかれては、本年三月に原油価格高騰に対する緊急対策、四月に原油価格・物価高騰等総合緊急対策を相次ぎ取りまとめ、エネルギー、原材料、食料等の安定供給対策等を講ずることとしましたが、今後の災害の発生、新型コロナウイルス感染症の再拡大や原油価格、物価等の更なる高騰等について見通しが極めて付きにくい状況に、見通しが付く状況にはありません。資源価格等の高騰に対し、迅速かつ的確な対策を引き続き構築していくことが...
岸田文雄
内閣総理大臣
まず、今般の物価上昇は 、まさにロシアによるウクライナ侵略がもたらした世界的な現象であります。欧米では七から八%台、新興国を含むG20諸国で見ても半数以上が七%を上回るインフレに直面する中、日本国内では四月の消費者物価は二・五%の上昇にとどまっています。これは、これまで実施してきたガソリン価格や小麦の国内価格、家庭向け電気代の上昇を抑制する政策も寄与しているものと考えており、引き続きこれらをしっかり実施していくことが重要であると思っております。そして、食料について御質問をいただきましたが、食料につきましては、輸入小麦から国内の米粉、小麦などへの切替えや、原材料コストを抑制できる生産方法への支援に...