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大規模地震発生時における被災地への支援ルートを事前に確保する必要性

2022-03-11 参議院 災害対策特別委員会

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足立敏之

自由民主党・国民の声

ありがとうございました。十一年でここまで整備が進むとは正直思っておりませんでした。復旧復興に取り組んでいただいた皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。さて、東日本大震災の発生後の緊急復旧に当たりましてまず行わなければならなかったことは、津波に襲われた沿岸部の被災地への進入路の確保でありました。お手元の資料、資料一でございますけれども、この写真を御覧いただきたいと思います。当時、国交省の東北地方整備局では、警察、消防、自衛隊が活動するより前に、地元の建設業の皆さんの協力もいただいて、県管理道路も含めて道路啓開を行いながら、緊急復旧のための進入路を確保していきました。この写真見ていただければ...

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村山一弥

国土交通省道路局長

お答えします。災害発生時に円滑な救助救援活動を行うためには、緊急輸送ルートにおける道路啓開や防災上の機能強化が大変重要であると認識しております。委員御指摘のとおり、東日本大震災におきましては、災害初動期にくしの歯作戦と呼ばれる道路啓開を実施し、救命救急活動や応援部隊の派遣に大きな役割を果たしたところであります。こうした経験を踏まえまして、国が被害の規模等を想定している大規模地震に対しましては、地方整備局や地方公共団体などで構成される協議会におきまして、例えば、首都直下地震に備えた八方向作戦、南海トラフ巨大地震に備えた中部版くしの歯作戦、四国扇作戦、九州東進作戦、日本海溝・千島海溝地震等に備えた...