Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

11年以上に及ぶ鉄軌道建設に関する調査の目的及び国と県が別々に調査を行う理由

2022-03-30 参議院 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会

face

今井絵理子

自由民主党・国民の声

ありがとうございました。次に、沖縄県民の希望である鉄軌道建設についてお伺いいたします。沖縄振興特別措置法第九十一条二項には、国及び地方公共団体は、新たな鉄道、軌道に関し、その整備の在り方についての調査及び検討に努めるとあり、国は、平成二十二年度から調査費を計上し、沖縄における鉄軌道建設の可能性を検討されてきました。毎年度約一億円の調査費が計上され、今日までの累計で約十億円が執行されてきました。来年度にも八千万円が計上されています。令和二年度の時点でBバイCは〇・七三という、調査開始時の〇・三九からは大幅に改善したものの、まだまだ鉄軌道建設の実現可能性は低いままだということです。率直な感想として...

face

原宏彰

内閣府政策統括官

お答えいたします。今井委員御指摘のとおり、内閣府におきましては、沖縄県が平成二十二年三月に策定した沖縄二十一世紀ビジョンに、中南部都市圏を縦貫し、北部圏域に至る軌道系を含む新たな公共交通システムの導入を図ると盛り込まれたことを踏まえ、平成二十二年度から沖縄における鉄軌道等の導入可能性に関する調査を開始したところでございます。平成二十四年度以降は、御指摘ありましたとおり、沖縄振興特別措置法に努力義務規定が創設されたことを踏まえ、沖縄における新たな鉄道軌道、その他の公共交通機関に関し、その整備の在り方を検討することを目的として調査を行ってきたところでございます。沖縄における鉄軌道等の導入については...