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沖縄への鉄軌道導入の必要性に関する内閣府特命担当大臣の見解

2022-03-23 参議院 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会

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伊波洋一

沖縄の風

沖縄県では、配付資料の一ページ、二ページにあるように、さきの大戦で県内で運行されていた鉄道路線である軽便鉄道が破壊され、その後も再建されないまま、国内で唯一鉄軌道を持たない県となっています。鉄軌道の整備は県民の悲願だということは大臣もよく御存じのことだと思います。沖縄担当大臣として、鉄軌道整備の必要性についてどのような見解か、お答えください。

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西銘恒三郎

復興大臣・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)

沖縄における鉄軌道の導入につきましては、県民、観光客の移動の利便性向上や交通渋滞の緩和など様々な効果が考えられるところであります。その意義は私も理解をしております。昨日のクロスセクター効果も目の前で聞いておりました。しかしながら、内閣府による鉄軌道の導入調査においては、事業効率性を評価するBバイCが一を下回っているほか、開業後四十年間の累積損益の見通しが黒字転換しておらず、事業の採算性が確保されていないなどの課題が存在しております。直ちに事業化を決定する段階にはないと考えておりますが、世界自然遺産登録やあるいは環境問題等を考えてこの辺のところがクリアできるのではないかなと、できたらいいなという...