ながえ孝子
碧水会
是非、いろんなところで、共にやれるところあるいは共にやれないところあろうかと思いますけれども、しっかりチャンネルを分けて御対応いただけたらと思います。質問変わりまして、最近では大規模なインフラ整備事業で新興ドナーの受注が、我が国がなかなか機会を逃してしまうということも起こっています。新興ドナーである中国が、これまで日本の援助方法をまねて投資、貿易と一体となった援助に力を入れて、結果、日本の優位性が相対的に低下しているということも懸念されています。今後、日本の財政状況などを考えると、まあここと張り合って支援競争するというのはとても難しい、現実的ではないかとも思うんですが、こういった新興ドナーの台...
林芳正
外務大臣
この世界の膨大なインフラ需要を踏まえます と、中国を含む新興ドナー国というのが開発途上国のインフラ需要に応える形で経済社会開発を支援すること、このこと自体は望ましいことであると考えております。しかしながら、新興ドナーとはいえ、当然この国際的なルールや基準と整合的な形で行われる必要があると考えております。こうした観点から、我が国は、二〇一九年のG20大阪サミットにおきまして、質の高いインフラ投資に関するG20原則、これを我が国が主導して策定をいたしました。この原則は、開放性、透明性、ライフサイクルコストから見た経済性、債務持続可能性、こういった要素を含んでおりまして、同原則をこの新興国を含む各国が...