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ヤングケアラーの支援に関するこども家庭庁の役割

2022-05-24 参議院 内閣委員会

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柴田巧

日本維新の会

このヤングケアラーの支援については、医療や福祉や介護、教育など、幅広い分野での連携が重要なものになります。こども家庭庁は、このような子供に関する各省庁横断的な課題について司令塔的な役割を担うということですが、このヤングケアラーの支援においてはどのような役割を果たすことができると考えているのか。また、今回の調査結果、小学校六年生が行っているケアの対象は兄弟が多数を占めて、これは七一%ということでした。これではっきりしているように、幼い兄弟の見守りや家事を行っているケースが多いということが明確になったわけですが、やはりこの背景には、保護者の病気や障害、あるいは一人親などの様々な状況があると想像され...

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野田聖子

内閣府特命担当大臣(少子化対策・地方創生・男女共同参画)

お答えいたします。ヤングケアラーについては、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで、本人の育ちや教育に影響があるとされており、子供の心身の健やかな育ちのためには関係省庁が緊密に連携し、福祉、介護、医療、教育等の様々な側面から支援することが必要です。また、ヤングケアラーについては、家庭内のデリケートな問題であること、本人や家族に自覚がないといった理由、親孝行とかそういう意識から、支援が必要であっても表面化しにくいという構造となっていて、社会全体の認知度を更に深めていくことが必要であります。昨年、厚生労働副大臣と文部科学副大臣を共同議長とするプロジェクトチーム、ここの取りまとめに...