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ロシアのウクライナ侵攻を受けて防衛力の質的変化を検討する際の具体的課題

2022-06-02 参議院 外交防衛委員会

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上田清司

国民民主党・新緑風会

国民民主党・新緑風会の上田清司です。早速質疑に移ります。日本は、隣国にロシア、北朝鮮、また中国というそれぞれ周辺国と軍事的緊張関係を持つ国々に囲まれ、かつ、その国々は、議会、国民、メディアなどの圧力を食うこともないというんでしょうか、圧力を受けることもなく、専制国家として常にトップレベルの判断で様々な行動ができる国でもあります。しかも、我が国に対してもしばしば国境侵犯やあるいはそれに近い軍事的な示威行動などもする状況が重なっているところであります。我が国は戦後一貫して専守防衛を旨として防衛力を整備してきたわけでありますが、今回のロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本の防衛力の質的な変化というもの...

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岸信夫

防衛大臣

ロシアによりますこのウクライナ侵略、これは、欧州のみならずアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがすような大問題であります。今回のウクライナ侵略のような力による現状変更は、欧州のみならずインド太平洋地域やアジア地域においても起こり得るもので、このような現状変更を決して許容してはならないことであります。政府としては、ウクライナ侵略を様々な観点からしっかりと分析をし、新たな国家安全保障戦略を策定する中で、国民の命や平和な暮らしを守り抜くために真に必要なものは何なのか、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討し、我が国の防衛力を抜本的に強化していく考えであります。