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生命保険会社が破綻する要因

2022-03-31 参議院 財政金融委員会

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浅田均

日本維新の会

それで、次の質問ですが、生命保険会社は、いただいた資料ですね、これ、金融委員会調査室の方からいただいた資料によりますと、令和二年度末で三百三十五兆五千七百十二億円の責任準備金を保有しております。先ほど大塚委員の方から、臨時損益が何でこれだけ増えているのかという質問の中で、準備金の中に繰り入れた会社があったからというやり取りがありました。これだけ多額の三百三十五兆を上回る責任準備金を保有しているということでありますので、これは債権の場合も同様だと思うんですけれども、インフレになると非常に弱いということだと思うんですが、インフレ対策を講じておく必要があると思うんですけれども、金融庁はこの点に関して...

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鈴木俊一

財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

生命保険会社は、契約者等に対しまして保険契約で定められた金額等の保険金を支払うものであり、インフレ自体が将来における保険金の支払に影響を及ぼすことはないと、このように考えております。ただし、急激なインフレが、例えば物件費など保険金の支払以外の面で保険、生命保険会社の事業コストの増大をもたらす可能性もあると思います。金融庁といたしましては、財務情報の分析等を通じまして、インフレが保険会社の健全性に与える影響を適切に把握をいたしまして、保険会社の経営に安定性が保たれるようにしっかりとモニタリングをしてまいりたいと思います。