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ソルベンシー・マージン比率を健全性指標とする理由

2022-03-31 参議院 財政金融委員会

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浅田均

日本維新の会

それでは、今の大臣の御答弁とも関わりがあるんですけれども、保険会社の健全性指標ですね、これ、ソルベンシーマージン比率二〇〇%以上と書かれてあります。これ、いただいております資料のこの数式から分母を取っ払うと、すなわち、通常の予測を超えるリスクに対応する額よりも支払余力、資本金とか基金とか準備金で構成される支払余力、マージンの方が大きければいいということになります。これね、これもいただいた資料にあるんですけれども、低いところで五四四%で、高いところではこれ一七三四〇%というか、二〇〇%をはるかに超える指標を確保をしている会社があります。それならば、二〇〇%というのをもっと上げるべきではないのかな...

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鈴木俊一

財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

私の方からまずこのソルベンシーマージンのこの指標、指標としている理由につきましてお話しさせていただきますが、保険契約者等の保護、それから保険業に対する信頼を維持していくため、保険会社がいかなる場合であっても堅実に約束した保険金を支払う余力を保持していること、これが重要だと考えます。このため、保険会社が、大規模災害等による保険金支払の急激な増加や運用環境の悪化など、通常の予測を超えるリスクにも対応できる十分な財務基盤を有しているかを把握するための指標として、国際的にもソルベンシーマージン比率が用いられているものと承知をいたしております。金融庁として、このソルベンシーマージン比率を必要な行政対応を...