Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

我が国におけるESG投資及びサステナブルファイナンスの現状に対する金融担当大臣の総括的な評価

2022-04-14 参議院 財政金融委員会

face

牧山ひろえ

立憲民主・社民

近年、気候変動などの社会の持続可能性を脅かす課題に対応して、ESG投資やサステナブルファイナンスの推進に向けた取組が加速しています。投融資の意思決定プロセスに環境、社会、ガバナンスの視点を取り入れるESG投資の考え方は、二〇〇六年に国連が提唱した責任投資原則、PRIが契機となっており、日本でも、二〇一五年にGPIF、年金積立金管理運用独立行政法人がPRIの署名を行ったことや、二〇一六年に気候変動対策に関するパリ協定に署名したことなどで注目されるようになりました。金融庁のサステナブルファイナンス有識者会議が二〇二一年六月に取りまとめました報告書においては、こう述べられています。サステナブルファイ...

face

鈴木俊一

財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

サステナブルファイナンスについての総括的な評価という御質問でございますが、気候変動等の社会的課題への対応が急務となっております中で、課題の解決に資する資金やアドバイスを提供する金融、サステナブルファイナンス、これの重要性が高まっていると認識をしているところでございます。特に、脱炭素につきましては、世界全体で設備投資とか技術開発に官民合わせて巨額の資金が必要とされておりまして、企業の取組を支える民間金融の機能発揮が欠かせないと、そのように存じます。我が国のESG投資残高は、ESG投資を推進する国際的な団体でありますGSIAの報告書によりますと、二〇一六年時点で〇・五兆ドル、二〇二〇年時点で二・九...