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カーボンニュートラル技術等に係る日本の国益に沿った国際ルール形成の現状認識及び今後の取組

2022-04-20 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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河野義博

公明党

公明党の河野義博です。経済産業省に三問伺います。まず、ルールメーキングに関して伺います。資源エネルギーの安定供給とカーボンニュートラルの取組の両立の実現に向けては、カーボンニュートラルの実現が企業にとっていたずらなコスト増にとどまるものではなくて、産業界全体の発展にも資するものとなるよう国がしっかりと下支えをしていかなければならないと考えます。世界を見回しますと、例えばヨーロッパでは、規制のスーパーパワーと、こう称されておるなど、域内企業に有利に働くルールを世界標準に昇華させるべく精力的に取り組んでいます。その結果、日本企業は技術で勝ってビジネスで負けるといった事態になっています。もう十年前で...

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木原晋一

経済産業省大臣官房審議官

国際ルール形成において日本の国益を反映させるということは極めて重要だというふうに考えております。世界は現在、昨今の国際的な情勢も踏まえ、各国が、資源エネルギーの安定供給を図りつつも、カーボンニュートラルの旗を掲げ脱炭素技術の大競争を行っている時代に突入していると認識しております。こうした中で、各国が、カーボンニュートラルの実現の鍵となる革新的技術に大規模な投資や市場創出を行うとともに、それが最大限市場獲得を達成できるようなルール等の形成に取り組むことで自国の国益を最大化しようとしているという視点があるのは事実だと考えております。我が国としても、カーボンニュートラル実現のため、国内で良い技術を開...