山本博司
公明党
今回の措置によりまして、関税率が引き上がるのは主に漁獲類や一部の木材であると承知をしている次第でございます。例えば、サケであれば三・五%から五%、一部の木材では四・八%から八%に関税率が上がることになるわけでございますけれども、このように漁獲類や木材の関税率、これは一部の影響があるようでございますけれども、今回の関税率引上げにつきまして、こうした国内の産業への影響、これをどのように見ているのでしょうか。
渡邊毅
水産庁漁政部長
お答えをいたしたいと思います。今回の法律改正に伴いまして、関税率、一部、先生御指摘のとおり、引き上げることになります。水産物貿易について申し上げますと、最近の国際的な需要拡大ですとか、新型コロナウイルス感染拡大によります物流の問題な どによりまして、一般的に価格の上昇傾向にあるところでございまして、そこに更にウクライナ情勢の影響などにより今後の影響を確実に見通すことは困難だと考えておりますが、今回の法改正によりまして、水産物の一部の品目について、WTO協定税率に代わりまして国内法に基づく関税率が適用されるということで関税率が数%程度引き上がることになりますけれども、この措置自体による国民生活への...