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最近における日米金利差の拡大に関する財務大臣の所見

2022-05-10 参議院 財政金融委員会

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大塚耕平

国民民主党・新緑風会

具体的な支障が生じているわけではないというふうに理解しましたので、改正の趣旨については理解をさせていただきました。今日は、もう限られた時間ですが、これまでの金融政策について各委員からもろもろ御意見がありましたので、ちょっと私も元日本銀行の立場から現状について二、三意見を申し上げさせていただいて、最後に財務大臣に今日お願いしている質問の御答弁もいただきたいと思いますが。アベノミクスと言われる経済政策体系を打ち出して、これで丸九年以上たったわけであります。三本の矢の解説をもう今更私はしませんが、この間にマネタリーベースは五倍になりました。で、日銀がマーケットに供給するその資金を五倍にする、当初は二...

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鈴木俊一

財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

まず、金融政策について日銀の独立性ということもございますし、岸田内閣といたしまして、平成二十五年の政府、日銀の共同声明を再確認したという、そういう経緯もございます。その上で、先生から今様々お話ございましたが、政府としては、日銀が適切に運用していただけるということで独立性を尊重したいと、こういうふうに思っているところでございます。その上で、日米金利差、これは、中央銀行の金融政策のみならず、いろいろな要因で決まると思いますが、日本におきましては、日銀による金融緩和の一環といたしまして、長短金利操作の下で長期金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の国債買入れを行うこととされているとこ...