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「重度訪問介護利用者の大学修学支援事業」を児童生徒にも拡大することを検討する必要性

2022-03-16 参議院 文教科学委員会

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舩後靖彦

れいわ新選組

代読いたします。ありがとうございます。医療的ケア児が学校で安心してほかの子供たちと共に学び、生活することができるよう、当事者に慣れたヘルパーを主体とし、指導的立場となる看護師が巡回し、フォローできる体制を全国的に整備していただきたいと切に要望いたします。引き続き、医療的ケア児の学校における支援についてお尋ねします。先日、障害のある大学生のオンライン交流会がありました。そこでは、全身性の重度の障害学生が、二〇一八年度より始まった重度訪問介護利用者の大学等の修学支援事業を利用し、通学、修学における長時間介護を受け、大学を楽しんでいるという話を聞きました。ノートテークなどの学習支援は、大学の障害学生...

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田原克志

厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長

お答えいたします。障害のある方の修学支援につきましては、障害者差別解消法に基づいて教育機関等による合理的配慮が求められていることや、教育と福祉の役割分担の在り方等様々な課題がありまして、障害福祉サービスにおける個別給付の対象とはしていないところでございます。特に、十八歳未満の障害のある学生に対する学内の介助や通学に対する支援につきましては、特別支援教育による支援の対象であることを踏まえまして、教育分野における支援との関係を含めた検討が必要と考えております。今後とも、障害のある方の修学支援につきましては、文部科学省と十分連携しつつ取り組んでまいりたいと考えております。