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ウクライナ情勢を踏まえた、北極域研究における今後の日露の共同調査等の見通し

2022-04-05 参議院 文教科学委員会

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横山信一

公明党

北極域研究というのは、我が国のこの温暖化対策にとっても非常に重要なデータを提供するものでありますので、ここはしっかり継続をしていかなくちゃいけないわけでありますが、今、ArCSⅡというものでこの北極域の環境変化の実態把握とかプロセス解明とか気象気候予測の高度化、精緻化などを行っているんでありますけれども、その北極という地域を考えると、これは当然ロシアとの関係は考えざるを得ないという状況になります。これまでの北極域の研究というのは、日ロ間の良好な関係の下でなされてまいりました。しかし、現下のウクライナ情勢を考えますと、今後どうなっていくのかということについては、日本の北極域研究の研究者だけではな...

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末松信介

文部科学大臣

先生御指摘の問題が海にも宇宙にもございます。御指摘の北極域研究加速プロジェクトにおきましては、北極域に観測拠点を十一か所整備しておりますが、米国、カナダ、ノルウェー、グリーンランドなどでありますが、そのうち二か所については、先生お話しのとおり、ロシアに存在しています。これらの二つの観測拠点では、これまで一部の観測データの取得をロシアの研究機関が実施してきましたが、現在、日ロ間のデータのやり取りは行われていないと聞いております。一方で、今後の観測の継続可否につきましては、ウクライナ情勢や各国の動向を注視しながら、状況を見守りながら判断する必要があると、そういう考え方でございます。なお、今後、仮に...