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基盤的経費、科研費等の競争的資金、SIPやPRISM等の既存事業と大学ファンドによる支援の関係

2022-05-17 参議院 文教科学委員会

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横山信一

公明党

役割分担というところでは、今後実際に進めながらそういう役割が明確になっていく部分もあろうかと思いますけれども、ここは選定の、認定のところでは大事な部分なので、しっかりとこれからも議論をちゃんとしていっていただきたいというふうに思います。大学ファンドは、世界のトップレベルの大学との資金力の差を縮め、それによって研究基盤を強化しようとするものであります。これまで、内閣府や文科省は、大学の研究力の向上を目指して、基盤的経費でありますとか、あるいは科研費等の競争的資金でありますとか、あるいはSIPやPRISMといった科学技術関係予算の充実を図ってきました。では、この度の大学ファンドの創設によってこれら...

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合田哲雄

内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官

お答え申し上げます。大学を支援する資金のうち、国立大学運営費交付金や私立大学等経常費補助金は、大学における基盤的な経費であり、教育研究環境の整備に必要不可欠なものであるとともに、研究者の自由な発想に基づく科研費等の競争的資金は、研究者の研究活動を幅広く支えるための資金でございます。それに対しまして、SIPやPRISMといった予算につきましては、政府全体の科学技術イノベーション政策についての牽引役である総合科学技術・イノベーション会議が主導的な役割を果たして、大学等での基礎研究の成果を産学官連携により社会実装につなげる事業でございます。これらに対しまして、大学ファンドは、ただいま先生からも御指摘...