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保健医療体制強化のための全体像がオミクロン株の感染拡大に対応できていない現状評価

2022-03-08 参議院 厚生労働委員会

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倉林明子

日本共産党

それでは、次はコロナの対策についてです。昨年十一月に、次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像が今の内閣で示されました。これ、三枚目に資料を入れさせていただいております。ここでは、感染力が二倍になっても病床は確保できるとの見通しが示されました。そして事実、コロナ病床は確保されて、使用率も八〇%超えているというところは一か所もありません。ところがですよ、ところが、医療提供体制の逼迫という状況が、都心部、まん防地域中心に起こっていると。何でこういうことになっているのかと、その認識を、大臣、お聞かせください。

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後藤茂之

厚生労働大臣

昨年夏の経験を踏まえまして、全体像に基づきまして、前回ピーク時の一・三倍の受入れ病床を確保したのみならず、自宅宿泊療養者への対応を含めた保健医療提供体制の強化を行っております。その上で、重症化率は低いが感染力拡大速度が顕著で、高齢者は若年者より重症化する可能性が高く、コロナの症状自体は軽症でも基礎疾患が増悪する可能性があるといったオミクロン株の特徴を踏まえまして、全体像で整備した保健医療提供体制をしっかり稼働させることを基本として、対策の強化と、そして迅速化を図っております。具体的には、病床確保支援策等四百五十万の転院、入院の円滑化、高齢者施設等への医療従事者の派遣、一時間八千二百八十円、医療...