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CAD・CAMインレー等の保険適用拡大の必要性

2022-03-16 参議院 厚生労働委員会

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比嘉奈津美

自由民主党・国民の声

金銀パラジウム合金は、物質、物理的な性質などから歯科用の材料として非常に多く使われております。しかし、素材である金やパラジウムというものが市場価格の変動を非常に受けやすいというデメリットがございます。令和四年度診療報酬改定において、パラジウムなどの素材価格の変動に対応しやすくするために、材料価格の変動幅にかかわらず年四回の材料価格の改定を行うことや、より直近の二か月前までの平均素材価格を告示価格に反映するといった見直しが行われました。こういう新しい材料価格の改定方法をしっかりと運用するということも非常に重要ではあります。しかし、そもそも材料価格の急な変動や安定供給上のリスクのある材料を保険診療...

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浜谷浩樹

厚生労働省保険局長

お答えいたします。金銀パラジウム合金等の歯科用貴金属の代替材料につきましては、まず、平成二十六年度診療報酬改定におきまして、議員御指摘のレジンブロックを用いたCAD・CAM冠を保険適用し、順次適用を拡大しております。また、議員御指摘のとおり、今回の令和四年度診療報酬改定におきましても、CAD・CAMインレー、詰め物につきまして、関係学会からの提案を踏まえ、中医協で御議論いただき、新たに保険適用することといたしました。厚生労働省といたしましては、歯科用貴金属の代替材料の保険適用が、引き続き関係学会や企業からの提案に基づき、有効性、安全性に関するデータ等を踏まえて中医協での検討が進むようしっかり取...