竹谷とし子
公明党
よろしくお願いいたします。長引くコロナ禍と今般のロシアのウクライナ侵略の影響によって物価上昇が心配をされているところでございます。様々な対策を取っていくべきと考えておりますけれども、国民の生活に与える負担、できる限り抑えていく必要があります。国民健康保険料についても同様であると思っております。国保の制度改革に伴い、財政安定化基金が都道府県に設置をされましたが、現在設置されている特例基金財政基盤強化分につきまして、年間の財政調整に活用できるようにするなど柔軟な対応を都道府県で取れるようにしていただきたいと思います。厚生労働省の答弁を求めます。
浜谷浩樹
厚生労働省保険局長
お答えいたします。財政安定化基金につきましては、平成三十年度の国民健康保険の都道府県 単位化に伴いまして、国保財政の安定化を図るために、予期せぬ給付増、保険料収納不足が生じた場合に貸付け、交付等が行えるように、国費で二千億円を措置し各都道府県に設置したものでございます。また、都道府県の財政調整機能の更なる強化のために、昨年、国民健康保険法を改正いたしまして、令和四年四月から、都道府県の特別会計において決算剰余金が生じた際に当該財源を財政安定基金に積み立てておきまして、医療費の急騰が見込まれる場合等に取り崩し、保険料の上昇の抑制に活用することができる財政調整機能を追加いたしました。この財政調整機能...
竹谷とし子
公明・東京
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