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薬価改定による薬剤費の伸びの停滞及び特許期間中の新薬の薬価維持への厚労大臣の所見

2022-04-21 参議院 厚生労働委員会

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本田顕子

自由民主党・国民の声

それでは次は、午前中も田村委員から薬価のことがありましたけれども、私からもちょっと薬価について質問させていただきます。薬価については、人々の、これは健康の向上と経済成長をもたらすためには、産学連携を通じた研究開発、調和の取れた薬事規制下での世界同時開発、承認後の迅速な保険償還、医薬品の適切な評価による投資の回収、そして、その再投資が次の研究開発につながり循環していくと、まさにこの、大臣もおっしゃっておりましたが、創薬エコシステムの確立が大切と、それは多くの方も承知をしておられると思います。しかしながら、現在の日本の創薬エコシステムの目詰まりは研究開発と再投資、つまり、基礎研究から臨床研究までの...

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後藤茂之

厚生労働大臣

薬剤費の総額については、直近では、平成三十年度で九・一九兆円と推計しております。それ以降の推移については、現時点では推計がありませんけれども、今後、注視してまいりたいというふうに思っております。薬価については市場実勢価格に基づく改定を行っておりますけれども、特許期間中の新薬のうち革新的なものは、イノベーション推進の観点から、従前より薬価改定による価格の下げ幅を新薬創出等加算により緩和しているところであります。新薬創出等加算については、今般の令和四年度薬価改定において、イノベーション評価の観点から、革新的な効能追加があった新薬を対象に追加し、新型コロナ感染症のワクチン、治療薬を開発した企業を評価...