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国内企業による新型コロナウイルス感染症治療薬の開発が遅れた理由

2022-04-26 参議院 厚生労働委員会

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藤井基之

自由民主党・国民の声

ありがとうございました。今ワクチンの開発が遅れたというお話を伺ったわけでございますが、実はこのワクチン同様に、この治療薬の開発、これもかなり欧米に後れを取っていると言わざるを得ないんじゃないかと思います。このコロナ感染症に対して、例えば新たに開発されて日本で特例承認等を受けた、例えて言うとエボラ出血熱に対する治療薬として開発されていたレムデシビルというお薬、これは日本においても最初に特例承認を受けたわけですね、令和二年だったと思います。その後、幾つかの例えば中和抗体薬と言われるお薬が認可を受けております。そして、それに加えて、いわゆる抗ウイルス薬というんでしょうか、RNAポリメラーゼ阻害薬であ...

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佐原康之

厚生労働省健康局長

お答えいたします。治療薬を、これも感染症につきましての治療薬を国内で開発、生産できる体制確立しておくことは安全保障上も極めて重要かと思います。ただ、ワクチンと同様ですけれども、感染症につきましてはいつ需要が発生するかどうか分からないというようなことがございますので、治療薬におきましても、例えばがんや高血圧、そういったもの、永続的にニーズがあるものとは違う状況がありますので、こういったことが企業をちゅうちょさせている理由の一つにはなっていると思います。厚生労働省では、新型コロナを含む新興・再興感染症の治療薬等の研究開発につきましては、まずAMEDを通じた事業で支援を行っております。こちらについて...