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後天性低フィブリノゲン血症に対するフィブリノゲン製剤の使用に係る保険適用の現状

2022-04-28 参議院 厚生労働委員会

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秋野公造

公明党

ありがとうございます。今日、私がこのような質疑をさせていただく理由ですけれども、この特定生物由来製品の一つでありますフィブリノゲン製剤が、この度、後天性の低フィブリノゲン血症ということに対しても適応が追加をされました。まず、適応の追加の状況につきましてお伺いをしたいと思います。

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鎌田光明

厚生労働省医薬・生活衛生局長

御指摘のフィブリノゲン製剤につきましては、一九六〇年代当初、適応が、先天性、後天性にかかわらず低フィブリノゲン血症の治療とされていたところでございますが、その後、一九八〇年代から一九九〇年代にかけての一連の対応の中で、先天性低フィブリノゲン血症の出血傾向の抑制と変更された経緯がございます。一方、日本産科婦人学会からの要望を踏まえまして、厚生労働省の未承認薬・適応外薬検討会議あるいは薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で議論を行いまして、令和三年の九月六日より、産科危機的出血に伴う後天性低フィブリノゲン血症に対するフィブリノゲンの補充としても保険上で使用できるとされているところでございます。