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後天性低フィブリノゲン血症に対するフィブリノゲン製剤の使用に係る議論の経緯を踏まえた厚労大臣の見解

2022-04-28 参議院 厚生労働委員会

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秋野公造

公明党

ありがとうございます。本来、この薬事は行政と製造販売業者の間で完結させようと思えば完結させることもできるところ、過去の経緯がありますから、行政からも製造販売業者からもなかなか口火を切ることが非常に難しかったというのは私よく理解をします。この薬害被害者の大平さんが呼びかけてくれたということが重要で、資料の六を御覧をいただきたいと思います。ここで、薬害被害者であります大平さんの呼びかけに応じたのが、シンポジウムの内容を書いていますけれども、シンポジウムの座長であります、福島県立医大の総括副学長であります大戸斉先生でありまして、大戸斉先生の呼びかけで、産科婦人科学会やあるいは心臓血管外科学会の皆様方...

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鎌田光明

厚生労働省医薬・生活衛生局長

二〇一八年四月でございますけれども、国会質疑で秋野議員から後天性での使用の検討の要請をいただいておりました。その後、二〇一〇、あっ、失礼いたしました、現在流通しております製剤でございますけれども、最新の科学的知見を踏まえまして、製造工程におけるウイルス除去の確認が行われていると承知しております。それは先生が御指摘のとおりでございます。そして、ただし、フィブリノゲン製剤は人の血液から製造される医薬品でございまして、血液を原料とすることに由来する感染症伝播等のリスクを完全に排除することができず、また、製造販売業者による供給量の限界もございます。そういった中で、御指摘のシンポジウムでは、関係者が一堂...