熊野正士
公明党
分かりました。今のお話で、やっぱり農薬についての、残留農薬についての基準はあるという、残るということですので、そういった意味でいうと、例えば農薬のドリフトの課題等もあって、そうしたトラブルを回避するためには地域ぐるみで無農薬栽培に取り組む必要があるのではないかなと思いますけれども、この地域ぐるみでの取組を促進するために国としてどのような施策を講じているのか、教えていただけますでしょうか。
平形雄策
農林水産省農産局長
御指摘のとおり、お茶の輸出に向けましては、輸出向けの生産ロットを確保するということ、それから輸出先国・地域の残留農薬基準に対応した防除体系に転換するという面、また慣行の農薬散布による農薬のドリフトを防ぐ面というのでも地域ぐるみの取組、これ大変 重要になっております。このため、農林水産省としては、一つは、生産者、輸出事業者に加えて、都道府県、JA等関係者が一体となって、お茶の輸出に取り組む輸出産地を各地で育成するということで、有機茶の栽培体系の確立ですとか、そういったものへのアドバイスを含む生産者のサポート体制、これを整えるということをやってきたところなんですが、令和三年度の補正予算から新たにみど...