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環境に配慮した農産物であることが消費者に分かりやすい表示を積極的に導入し消費の拡大を図る必要性

2022-04-26 参議院 農林水産委員会

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熊野正士

公明党

消費者の皆さん方からは、本当は環境に配慮した農産物を購入したいんだけれども、どれが環境に配慮したものなのかが分からないので、結局は買うことができないといった意見も少なくありません。この間も、横沢委員の方から、ヨーロッパではオーガニックかそうじゃないものかということで選べるというふうなお話もありましたが、そういった環境に配慮したものだということが分かれば、意外と手に取って購入してくれる人が一定数はいると思います。消費者が選択できるように、例えばスーパーマーケットとかあるいはコンビニ、そういうところ行ったときに、これは環境に配慮した商品かどうか、そういったものが分かるような表示をもっともっと積極的...

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青山豊久

農林水産省大臣官房技術総括審議官

お答えいたします。環境に配慮した農産物の消費を拡大していくためには、生産、加工、流通、販売、それぞれの段階で関係者の理解が進み、それぞれの行動変容に結び付いていくことが不可欠だと考えております。特に消費者の理解と支持を得ましてその選択につなげていくには、省エネや化学肥料の削減など供給側の努力が的確に評価され、分かりやすい形で消費者に伝わることが重要でございます。このため、農林水産省では、農産物の温室効果ガスの排出削減の取組の見える化を進めるため、令和二年度から検討会を立ち上げまして検討を進めてきたところです。具体的には、昨年度までに農産物の温室効果ガスの削減量を簡易に算定できるツールの作成を行...