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法改正による農地の集積・集約化の推進がリスク分散のための農地分散など農業者の意思を尊重した農業経営を妨げないことの確認

2022-05-12 参議院 農林水産委員会

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須藤元気

各派に属しない議員

ありがとうございます。私のやっていた格闘技でこの集約化とかいろいろ考えると何かなと思うと、逆に何かいろんな技を覚えたり、打、投、極という、投げ技、打撃技、関節技と、いろんなことをやはり学んで、それをやはり集約化していくものだと思うんですよね。我が国においてなぜこの分散錯圃が生じたか。それは、歴史的背景を見ると、リスク分散の発想があると言われております。ある特定の場所に集中した農地を耕作していたとして、そこが台風や洪水、その他の天災、病虫害、環境汚染等があった場合に、農家の方が全てを失ってしまうということを避けるため、あえて農地を点在化させ、幾つかの農地を分散してきました。〔理事藤木眞也君退席、...

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中村裕之

農林水産副大臣

お答え申し上げます。農業に限らず、経営者が様々なリスクに備えておくというのは非常に重要なことだというふうに思います。しかし、現在農業現場で生じている分散錯圃の状況というのは、自然災害等に対するリスク分散の観点から戦略的に行った結果というわけではなくて、むしろ、地域において農業者がリタイアをして、受け手が必要となった農地が散発的に無秩序に出てくる中で、残る農業者がそれらを引き受けていく過程で、その結果こういうふうに、分散錯圃の状況になっているというふうに考えています。我が国においては、高齢化、人口減少が本格化し、地域の農地が適切に利用されなくなることが懸念される中で、農地が利用されやすくなるよう...