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CO2の回収、貯蔵及び利用に係る技術の今後の見通し

2022-02-02 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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宮島喜文

自由民主党・国民の声

ありがとうございました。やはりいかに支援して、国の方では支援してそこへ持っていくかということがこれから大きな課題であろうと思いますし、その巨額な投資を支えるようなまた財政の支援ということも当然そうだと私も今改めて認識いたしました。ありがとうございました。では、次に、関根参考人にちょっとお話をお聞きしたいと思います。先ほど梅村先生からもお話ございましたけれども、このCO2のですね、これをどうしていくかというか、回収し貯蔵しそして利用をしていくと、利用していくにしても、コスト面でやはりそれが補えないとなかなか実用化は難しいというお話だったと思うんですが、そういう中で、この見通しというのがちょっと先...

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関根泰

早稲田大学理工学術院教授

御質問ありがとうございます。まず、CO2を回収するには大きく二通りと申し上げました。あした以降出す予定のCO2を集める技術、昨日まで出しちゃったCO2を集める技術、これは時間軸でいうと全く異なります。昨日まで出しちゃったのを集める、これはダイレクト・エア・キャプチャーと言われまして、東京ドーム、大阪ドーム一杯分の空気をうわっと集めると中から二酸化炭素が軽トラ一台分集まるという非常に難しい技術です。これは、恐らく三十年ぐらい後になって実用化ができるかどうかクエスチョンというレベルかと思います。一方で、あした以降出す予定というところに、ちょっと待ってください、ここにCO2を集める機械を付けましょう...