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施政方針演説での革新原子力と再エネとの併記は原発依存度低減を目指すエネルギー基本計画と矛盾するとの考え方につき政府見解

2022-02-09 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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岸真紀子

立憲民主・社民

立憲民主・社民の岸真紀子です。質問の機会をいただきましてありがとうございます。早速質問に入ります。岸田総理は、本年一月十七日の施政方針演説で、二〇三〇年度四六%、二〇五〇年カーボンニュートラルの目標実現に向け、単にエネルギー供給構造の変革だけでなく、産業構造、国民の暮らし、そして地域の在り方全般にわたる経済社会全体の大変革に取り組みますと述べ、さらに、送配電インフラ、蓄電池、再エネ始め水素、アンモニア、革新原子力、核融合など非炭素電源を掲げました。このカーボンニュートラルの目標実現は、地球規模の取組でもあり、非常に重要です。ここで挙げられた革新原子力、これは小型原子炉を含むものと受け止めていま...

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岩田和親

経済産業大臣政務官・内閣府大臣政務官・復興大臣政務官

お答えをいたします。この原子力につきましては、安全を最優先をして、再生可能エネルギーの拡大を図る中で、可能な限り原発依存度を低減するということ、これが政府の一貫した方針でございます。その上で、Sプラス3E、いわゆる安全性に加えて安定供給、経済効率性、そして環境適合、この全てを満たす完璧なエネルギー源というのは存在をしないわけでありまして、今後の技術革新などの不確実性を踏まえますと、再生エネルギー、原子力、火力、水素、CCUSなどあらゆる選択肢を追求をして二〇五〇年カーボンニュートラルを目指すことが重要だと、このように考えております。そのため、小型モジュール炉でありましたり高速炉などを含みます革...