山添拓
日本共産党
ありがとうございます。私は、原発と人類社会との共存が可能かどうかということが根本的には問われるべきことではないかと思います。飯田参考人に伺います。脱炭素化については、大きな社会経済システムの転換が必要となります。特に日本を中心に、まあ日本だけではありませんが、世界的にも九〇年代以降、新自由主義的な政治の下で、目先の利益を拡大する、あるいは株主利益を最大化する、それを目指す余りに省エネや再エネのような中長期的な投資よりも短期的な利益を確保する、そういう要求に追われて、金融投機やリストラによるコストの削減が進められてきました。今求められている気候危機の打開というのは、格差と貧困を正すことと一体に行...
飯田哲也
特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所所長