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合区対象県における合区導入後の投票率の低下と国会議員が選出された地域の代表であるという有権者の意識について

2022-05-18 参議院 憲法審査会

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高瀬弘美

公明党

公明党の高瀬弘美です。合区問題について、有権者の意識という点で質問させていただきたいと思います。合区が導入された四つの県のその後の選挙結果と合区以前の選挙結果を投票率で比較をいたしますと、島根県においては、投票率は合区導入前は全国一位でありましたけれども、合区導入後の二〇一六年は三位、二〇一九年は六位と、いずれも投票率を下げております。また、鳥取県の投票率は、合区導入前は全国三位でありましたけれども、合区導入後、二〇一六年は二十位、二〇一九年は十九位と大幅に順位を落としております。高知県の投票率も二〇一六年の参議院選挙では全国最下位、徳島県の投票率も二〇一九年の参院選では全国最下位となっており...

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川崎政司

参議院法制局長

お答えいたします。まず、令和二年の最高裁判決で、今先生が御指摘になられたような有権者への影響については指摘されているところでございます。問題は、その参議院の選挙の関係で、地域の代表であるというようなことの関係で何か言及があるかということでございますが、基本的にはやはり、憲法四十三条一項の全国民の代表の建前がございますので、やはりそちらの方の関係で、どのような選出方法によるにかかわらず、その全国民の代表として行動すべしということがありますので、その地域代表ということについて直接に何かいろいろと言及したということはございませんが、ただ、選挙区の在り方の関係で、従来においては選挙区のまとまり具合とい...