山添拓
日本共産党
ありがとうございます。最高裁が抜本的な見直しを求める中で、二〇一五年に自民党が強引に進めた合区制度が早くも限界を露呈しているということであろうと思います。次もお二人の参考人に伺います。この合区を解消するために憲法改正が必要だという議論が、主張があります。しかし、今日もお話がありますが、参議院が衆議院にも対等に近い強い権限が現状ある下で、参議院のみ投票価値の平等の要請を後退させるのは憲法論的に無理があるのではないか。また、都道府県にアメリカやドイツの州と同様の高い独立性があるとは言えない下で、やはり投票価値の平等の要請を後退させるのは、これも憲法論的に無理があるのではないかと思います。合区を正当...
新井誠
広島大学大学院人間社会科学研究科教授
ありがとうご ざいます。非常に重要な御指摘かなと思っております。これは、国の、国家の代表をどういうふうに選出するのかというふうな問題に非常に関わってくるまさに問題かなと思っております。憲法改正論をして合区を解消するか、法律論で解消するかというふうなことは、恐らくこれも最終的にはもう国民が決めるしかないというふうなことになろうかなと思うんですが、憲法改正で仮に何人みたいなことを選ぶというふうなことにするならば、それはその地方自治像みたいなものというか代表像みたいなものを構成していくというふうなことがあろうかなと思います。要は、世界の様々な国を見る限り、確かにその国々の中で一票の較差の議論というふう...
山添拓
共産・東京
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参議院議員の選挙制度は、投票価値の平等を求める憲法14条1項、選挙権を国民固有の権利とする15条1項、国会議員が全国民の代表であるとする43条1項などの憲法の要求を満たすことが求められるとの認識
2022-05-18 参議院 憲法審査会
山添拓
共産・東京
多様な民意を議会に反映させる比例代表を中心とした選挙制度への見直しなどの較差是正に向けた議論の必要性
2022-05-18 参議院 憲法審査会
山添拓
共産・東京
民意を反映する選挙制度への抜本改革と、地方を含め民意を受け止め憲法を守り生かす政治への転換の必要性
2022-05-18 参議院 憲法審査会
山添拓
共産・東京
合区廃止や国会議員の任期延長に係る問題は、憲法改正によらずに国会法や公職選挙法改正によって解決できるとの見解
2022-03-23 参議院 憲法審査会
小西洋之
立憲・千葉