宮口治子
立憲民主・社民
ありがとうございます。今お話が出ました苫小牧での実証実験の結果、安全性についても大きな問題は見付からなかったとの認識で、安全性については更なる検証が望ましいと思いますが、まずは実用化、実業化に向けて前進したことは関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。一方、先ほどにも述べましたように、火力発電など化石エネルギーは必ずしも低コストな発電方式ではなくなってきています。私としては、二〇五〇年の段階では自然エネルギーをできる限り一〇〇%にするべきだと考えていますが、もし二〇五〇年で火力発電の構成比が二ないしは三〇%残るとしても、更にその先は減っていくものではないでしょうか。その意味では、火力発電の...
定光裕樹
資源エネルギー庁資源・燃料部長
お答え申し 上げます。二〇五〇年のカーボンニュートラル実現に向けましては、火力発電所の脱炭素化を進めるためにCCUS技術の活用は必要不可欠であると考えてございます。電化や水素化などでは脱炭素化ができずCO2の排出が避けられない石油精製産業や素材産業などにおきましても、まず国内でCCUSを最大限活用するということが必要になってくるというふうに考えてございます。CCSの国内での事業化に向けましては、コスト、適地、それから事業環境整備などの様々な課題がございますので、今この課題の解決に向けたロードマップの策定を進めているところでございます。委員御指摘のとおり、日本国内のみならず、海外、特にその化石燃料...