河野義博
公明党
公明党の河野義博です。今日は、三人の参考人の先生方、大変貴重な御提言を賜りまして本当にありがとうございます。まず、佐々木先生に二問お伺いをしたいと思います。カーボンニュートラル、脱炭素化社会実現に向けては、もう水素社会の実現なくしては成し得ないというのはもはや共通の認識だというふうに思います。その中で、先生のレジュメの七ページ目にもありますけれども、やはり国産化も、水素は国産化も可能であると、エネルギーの安定確保にも将来貢献をするという大変重要な御示唆が含まれておりました。私も全く同じ問題意識を持っておりまして、この百年間、化石燃料を輸入し続けてきた国の形を変えるいいチャンスにもしていかなけれ...
佐々木一成
九州大学副学長・水素エネルギー国際研究センター長
水素社会実現に向けて、こういう法律の中でも水素を法律の中に位置付けていただいて、これが水素社会実現に向けて一つの大きな一歩になると期待しております。今先生がお話しされました、国産のエネルギーで水素を作るという話なんですけれども、これ、十年以上前はまだなかなかそういう議論はなかったんですよね。ヨーロッパでやっぱり脱炭素化で再エネ入れようとしたときに、電気を入れるだけじゃやっぱり難しいですねと。やっぱり何か化学的な形、ためやすいようなものでCO2出さないような燃料に変えないと社会全体が脱炭素化できませんね、つまり燃料と原料のところ、そこを変えるにはやっぱり水素が必要ですねというのが一つありますし、...