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ゲノム編集食品の表示義務付けの必要性

2022-03-11 参議院 消費者問題に関する特別委員会

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川田龍平

立憲民主・社民

時間が迫ってまいりましたので、農水省さん呼んでいますので、農水省さんの質問まで飛ばしたいと思います。ゲノム編集の問題は食品だけでなく、農作物の種苗での表示も重要となります。種苗での表示がないと、生産者がゲノム編集で開発された品種とは知らずに栽培してしまうおそれがあります。有機農業では、ゲノム編集種苗の使用は国際的にも認められていません。種苗表示がない場合、日本での有機食品は国際的な信頼を失う可能性があります。ゲノム編集で開発された品種の表示を義務付けるべきと考えますが、農林水産省におけるこれまでの検討状況や義務付けの必要性について見解を伺います。

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杉中淳

農林水産省大臣官房輸出促進審議官

お答え申し上げます。種苗の表示につきましては、種苗法に基づく指定種苗制度において、種苗は外観からだけでは品質の良否の識別が困難であることから、農業生産上重要と考えられる植物を指定し、品種や発芽率など一定の事項の表示を種苗業者に義務付けております。育種に用いた技術につきましては、種苗の品質の良否に関わる事項ではないことから、これまでも、例えば遺伝子組換え食品を用いて開発された品種であるかどうかについても表示の対象となっておりません。ゲノム編集技術についても、表示することにはなじまないと考えております。