Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

個々の被害者の所得状況や家族構成等を考慮した救済給付水準を設定する必要性

2022-06-10 参議院 環境委員会

face

青木愛

立憲民主・社民

命の救済という観点から、是非積極的なお取組をよろしくお願い申し上げます。御期待申し上げております。次に、この給付内容の見直しについてなんですけれども、石綿健康被害救済制度では、療養中の方には月額十万円の給付が、また遺族の方には最大で三百万円の給付が行われます。しかし、家計を支える現役世代の方が発症する例が多くあり、お亡くなりになった場合には御家族の方々にも経済的に大きな打撃を与えることになります。中には、お子さんが未就学児、また就学児を抱える患者さんや御遺族もおられます。今後、この給付体系の枠組みに関して、個々の被害者の状況に応じた新たな給付、例えば発症時の所得状況ですとか家族構成なども考慮し...

face

山口壯

環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)

救済制度に基づく療養手当の給付水準については健康被害に対する救済であり、民事上の責任に基づかないという点で類似する制度との均衡を考慮しながら設定されています。こうした制度の考え方も踏まえつつ、救済給付の在り方についてはこの石綿健康被害救済小委員会において今後議論いただくこととしています。まずはこの議論を見守らせていただきたいと思います。