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サーキュラーエコノミーの推進

2022-03-04 参議院 予算委員会

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若松謙維

公明党

先ほどの国会の附帯決議は令和元年十一月ですから、現在と全く違います。そこも含めて迅速な対応を期待しております。それでは次の質問ですが、資料一を御覧ください。人間の活動によって排出される温室効果ガスの量でありますが、これはビル・ゲイツ氏の著書でありますけど、物を作る三一%、電気を使う二七%。これ要は、現在のいわゆるカーボンニュートラルのエネルギー政策だけでは温室効果ガス排出削減は五六パーまでが限界だと言われております。資料二見ていただきますと、そのために、エネルギー循環だけではなくて、物の循環等の再構築、いわゆるデジタルトランスフォーメーションからグリーントランスフォーメーション型のサーキュラー...

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萩生田光一

経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

先生御指摘の転炉のプロセスでは、鉄鋼業全体で約四百七十万トンのCO2が排出されております。前工程である高炉プロセスと合わせると、約八千九百万トンのCO2が発生していることになります。我が国は、二〇五〇年にカーボンニュートラルを実現するため、様々な製品のサプライチェーンの上流に位置する鉄鋼業におけるCO2の削減は喫緊の課題です。政府としては、二兆円のグリーンイノベーション基金を活用して、石炭を使わない、水素による鉄鉱石の還元技術ですとか、今御指摘のあったスクラップの再利用ですとか、不純物を除去するための技術ですとか、脱炭素実現や資源循環のための技術開発支援を行っているところです。この分野における...