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福島国際研究教育機構における地域活性化に資する研究の実施等の必要性

2022-03-25 参議院 東日本大震災復興特別委員会

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若松謙維

公明党

公明党の若松謙維です。初めに、福島国際研究教育機構について復興大臣にお尋ねをいたします。この機構でありますけれども、廃炉作業の着実な推進を支える高い専門性、信頼性を必要とする作業を遠隔で実施するロボット等の開発が研究内容に盛り込まれております。廃炉作業は世界的にも貴重な事例となるため、海外機関等の単なる連携にとどまらず、例えばIAEA直結の事業として廃炉作業に資する研究を行うと、そのような発想で進めるべきだと思いますが、大臣、いかがでしょうか。

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西銘恒三郎

復興大臣・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)

福島国際研究教育機構においては、福島を始め東北の被災地における中長期の課題、ひいては世界共通の課題の解決に資する、国内外に誇れる研究開発を推進することとしております。例えば、若松委員御指摘のように、ロボット分野におきましては、廃炉作業の着実な推進等を支えるため、様々な過酷環境下で作業を実行できる遠隔操作ロボットの研究開発などに取り組むことを検討しております。また、放射線科学、創薬、医療分野においては、幅広い分野の放射線安全に関する研究などの総合的、学際的な放射線科学研究に取り組むことを検討しております。機構がこうした福島の優位性が発揮できる分野における研究開発等に取り組むことによって、福島を始...