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研究の分散防止に向けた福島国際研究教育機構と他機関における研究内容の整理

2022-05-18 参議院 東日本大震災復興特別委員会

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芳賀道也

国民民主党・新緑風会

福島国際研究教育機構の主な研究内容として、ロボット、ドローンのほか、農林水産業の自動化、水素エネルギーネットワークの研究、放射線医学が挙げられています。確かに、福島原発の廃炉や内部調査のためロボットやドローン開発が必要なのは理解できますが、しかし、そのほかのことは福島県でやらなくてもほかに研究が進んでいる研究機関が既に国内にあり、福島ではなくそこに投資した方が効率的なのではないか。例えば、放射線医学のための巨大なガントリー式超大型エックス線CT装置を入れるということが説明資料に盛り込まれていますが、放射線医学のための巨大な研究機器を持つ医療機関は既に日本各地にあり、福島ではなく既存の医療機関に...

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西銘恒三郎

復興大臣・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)

福島の原子力災害につきましては、地域によって復興の状況は様々であります。帰還困難区域においてはこれからようやく帰還に向けた取組が始まるなど、被災地域における復興再生は中長期的な対応が必要であります。新しくできる機構は、原子力災害からの復興再生を起点として世界共通の課題解決を実現するという観点から、その実施において福島の優位性が発揮できるロボット、農林水産業、エネルギー、放射線科学、創薬医療、放射線の産業利用、原子力災害に関するデータや知見の集積、発信に係る研究開発を推進することとしております。例えば、芳賀委員の御指摘とも重なりますけれども、廃炉作業の着実な推進を支え、災害現場等の過酷な環境下や...