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厳しい財政状況下においてODA予算を維持する理由

2022-03-23 参議院 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会

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宮崎勝

公明党

公明党の宮崎勝でございます。最初に、ODA予算について伺いたいと思います。ODA予算は、平成九年度の一兆一千六百八十七億円をピークに長年減少傾向にございましたが、平成二十八年度以降は増加傾向にありまして、令和四年度は五千六百十二億円、前年度比〇・二%増となっております。円借款は、あっ、済みません、円借款、それからODA予算、そして国際機関向けの拠出国債などを合わせたODA事業量は、令和三年度は二兆六千八百六十億円と過去最大となりまして、四年度も過去二番目の水準となる二兆四千四百八十一億円というふうになっております。一方、二〇二〇年、令和二年の債務残高対GDP比が一〇三・七%に上ったイギリスにお...

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林芳正

外務大臣

自由で開かれたインド太平洋の実現や地球規模課題への取組、こうしたことのために、こうしたことなど、我が国の外交を推進していく上で、ODAの積極的かつ戦略的な活用は不可欠であると考えております。外務省として、新型コロナウイルス感染症の収束に向けた支援、また今般のウクライナ危機を始めとする国際情勢の悪化による人道支援などなど、ODAのニーズはますます高まってきていると認識しておりまして、我が国の外交政策にとって大切なODA予算、これを質とともに充実させていかなければならないと考えております。厳しい財政状況の中ではございますけれども、令和四年度予算においても、無償資金協力やJICA予算などの二国間支援...