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特許出願の非公開に関する制度の導入により機微技術に係る特許出願が促進される可能性

2022-04-14 参議院 内閣委員会

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太田房江

自由民主党・国民の声

本当に技術の覇権争いが大変激しくなっている中で、まさにおっしゃっていただいたように、もう後手後手にならないようによろしくお願いを申し上げます。次に、特許出願の非公開制度についてお伺いをいたします。今回、特許出願の非公開制度ということが、遅ればせながらと言ったらいいんでしょうか、日本でも設けられたということで、このことについては大いに歓迎をしたいと、こう思うわけですけれども、一方で、これイノベーションとの両立ということについてはどうなんだろうかという声も聞かれます。余り出願を非公開にし過ぎますと、それが公開されないのでイノベーションが進みにくいんじゃないかと、こういう議論もある中で、実はメリット...

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小林鷹之

内閣府特命担当大臣(科学技術政策・宇宙政策)

現行法の下では、安全保障上機微な発明であったとしても、特許を出願されてしまうと一律に公開されてしまう、そういう立て付けになっています。したがって、今回の特許出願の非公開制度というのは、こうした問題に対処をして機微技術の拡散を防ぐことに目的がございます。一方で、今御指摘いただいたとおり、機微技術の発明者の中には、自らのその発明が出願の公開を通じて機微技術の拡散につながってしまうことを懸念をして、特許出願をあえて控えているという実態もございます。そういうことがあるということは承知しております。したがって、この新しい制度は、その機微技術の発明の出願につきまして国が公開の是非を判断した上で、仮に安保上...