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政府から独立した立場の子供の権利擁護機関の必要性

2022-06-07 参議院 内閣委員会

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田村智子

日本共産党

次に、子供の権利擁護機関についてお聞きをしたいと思います。中嶋参考人の後ろの方で、恐らく時間の中で話し切れなかった分の資料もあろうかと思います。これ、この部分が国連の日本政府に対する最終所見や勧告の中でも、オンブズパーソンが自治体に置かれていることは踏まえた上で、なお子供の権利擁護機関が独立した機関として必要であるという勧告が繰り返されているというふうに思います。どのような機関がなぜ必要なのか、少しお話しいただければと思います。

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中嶋哲彦

名古屋大学名誉教授/愛知工業大学教授

これ、国連は、子供に限らず、大人も含めて人権擁護機関が必要で、それが独立性を持つべきだということを言っているんですね。子どもの権利委員会は、特に子供に関してIHRICが必要なんだということを言っています。それが必要なのは、やはり子供の権利を擁護していくためには、子供はまだ、何というか、成長途上にあるんですよね。だから、成長途上にある子供に、自分の権利を自分で行使しなさい、さっきの権利のための闘争を自分でしろというのは無理なんですよ。だから、そこでサポートが必要です。その役割を果たすべきだということ。それから、もう一つは、子供だけじゃなくて、大人も学ばなければいけないんだと思います。私たちの社会...