柳ヶ瀬裕文
日本維新の会
ありがとうございます。同じ認識を持っているわけですけれども、これ、そうは問屋が卸さないという言葉がありますけれども、これ小売よりもやっぱり卸の方が力が強い場面を言ったものであります。仮にMNOがMVNOに回線を卸すだけの純粋な卸売業であれば、もうこの卸協議を有利に運ぶことも経営戦略や手法の一つになり得るわけですけれども、MNOはMVNOと同じ市場で競争する競合相手という立場でもあります。これまで卸価格が高止まりしていたということは、MNOとMVNOとの競争環境がまだまだ公正になっていないことの表れだというふうに考えます。利用者が適切な料金を支払う環境の整備にはMNOとMVNOとの公正な競争環境...
二宮清治
総務省総合通信基盤局長
お答えいたします。 委員御指摘のとおり、近年、MNOの中には、自社内で複数のブランドを展開し、比較的高額な料金プランを提供する従来のブランドとは別に、従来よりも低廉な料金プランを提供するブランドによりサービスを提供する事業者がございます。その結果、MNOとMVNOの料金水準が近接をしており、MVNOにとっては従来の強みであった料金の価格優位性が低下をしていると認識をしております。こうした状況を踏まえ、MNOとMVNOの間の公正な競争環境を整備するため、MVNOがMNOに支払う接続料などの水準がMNOが提供する低廉な小売料金と比較して十分に下回っているか、妥当なものかを検証するいわゆるスタックテス...