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民事執行・民事保全・倒産及び家事事件等に関する手続のIT化の必要性及び今後の取組

2022-05-10 参議院 法務委員会

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安江伸夫

公明党

ありがとうございます。また、今回は民事訴訟の手続を中心としたIT化を内容としておりますが、裁判手続には、このほかにも、執行、保全、倒産、あるいは家事手続など、各種手続が存在をいたします。今回の民事訴訟のIT化を契機といたしまして、今申し上げたようなその他の民事あるいは家事手続のIT化も併せ推進を加速させていくべきものと考えております。この民事訴訟以外の民事、家事の裁判手続のIT化の必要性についてどのように御認識をされているか、また今後どのように取り組んでいく予定なのか、そのスケジュールも併せてお伺いしたいと存じます。

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金子修

法務省民事局長

お答えいたします。近年における情報通信技術の飛躍的な進展等の社会経済情勢の変化に照らしますと、民事訴訟手続以外の民事、家事裁判手続のIT化は喫緊の課題であると認識しております。そのため、令和四年二月、法務大臣から法制審議会に対し、家事事件手続及び民事保全、執行、倒産手続等の見直しに関する諮問がされたところでございまして、現在、専門部会が設置されて調査審議が行われています。スケジュールにつきましては、令和三年十二月に閣議決定されたデジタル社会の実現に向けた重点計画におきまして、家事事件及び民事保全、執行、倒産手続等のデジタル化に向け、令和五年の通常国会に必要な法案を提出することとされております。...