羽田次郎
立憲民主・社民
外交上の問題でございますし、認識はどうあれ、やはり一日も早く停戦、そして終戦が迎えられることをお祈り申し上げると同時に、引き続き林外務大臣に御努力いただけたらと思います。次に、本題の在日米軍駐留経費負担特別協定についてお伺いいたします。この特別協定の内容は、日米地位協定第二十四条のいわゆる日米の経費負担原則の特例を定めたものです。これまでの特別協定は、解釈上、施設及び区域等に含まれるとは解せない基地労働者の労務費や光熱水料等、そして訓練移転費等を特例的、限定的、暫定的な措置として認められてきたとの認識です。しかし、今回追加された訓練資材調達費は、米軍が戦闘訓練に用いる資機材を日本が負担するもの...
林芳正
外務大臣
我が国は、昭和六十二年度以降、在日 米軍の円滑かつ効果的な運用を確保するために、その時々の日米両国を取り巻く諸情勢に鑑み、日米地位協定の第二十四条に定める経費負担、この原則は原則として維持しながら、あくまでも暫定的、限定的、特例的な措置として日米地位協定の特則である特別協定を締結して、日米地位協定により米側に負担義務がある経費の一部を負担してきております。この新たに項目として追加された訓練資機材調達費でございますが、この訓練を通じて米軍が各種技能の維持向上を図るということが即応態勢という軍隊の機能を維持する上で不可欠の要素でございまして、軍隊として当然に行うことを前提としている諸活動の一つである...