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海上自衛隊鹿屋航空基地への米空軍無人機MQ9の展開が周辺国との軍事的緊張を高める可能性

2022-03-24 参議院 外交防衛委員会

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井上哲士

日本共産党

そもそも米軍無人機を自衛隊基地に配備するのが初めてなわけでありますが、このMQ9はそもそも在日米軍にも配備をされたことがない、そういう機種なわけですね。偵察、警戒監視ということが盛んに言われますが、同機の役割はそれにとどまるものではありません。アメリカ空軍の説明によれば、このMQ9は、情報収集のみならず、動的な標的への攻撃の用途のために開発をされたと。このMQ9が備える滞空時間の長さ、広範囲検知が可能なセンサー、マルチモードの通信装置、精密誘導兵器によって、高価値で瞬間的な時間的猶予が限られた目標に対して、攻撃、調整、偵察を実行することが可能なユニークな能力を持っているというふうに説明をされて...

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岸信夫

防衛大臣

繰り返しになりますけれども、現時点において、鹿屋航空基地にMQ9の一時展開自体について決定されているものではありません。その上で、MQ9が鹿屋航空基地に一時展開することになれば、海上自衛隊による活動と併せて日米同盟の情報収集能力の向上につながり、周辺国による我が国に対する挑発的な行動や現状変更を試みる行動の抑止にもつながると考えています。いずれにいたしましても、今般、日本への一時展開を検討しているMQ9は、あくまで我が国周辺海域等における情報収集を任務とするものであります。